迷想交響曲

適当にあそんでます

金聖響✕Düsseldorfer Symphoniker(2015年6月22日Tonhalle)


デュッセルドルフ交響楽団今シーズン最後の定期演奏会

まずは開演前に楽団代表(だと思われるダンディ)からのご挨拶。

ふむ元々登板予定の指揮者が1週間前にキャンセルになったとか喋ってたみたい。そのピンチヒッターの指揮者がなんと金聖響氏!しかも前半2曲はレパートリーじゃなかったそうです。

金聖響氏は音楽ミーハーな私が顔と名前が一致する数少ない指揮者の1人です。(ググったらWikipediaページがエライことになっていたけれど…ミムラと離婚したことくらいまでは知ってたッス)※1

 

前半2曲は、はじめて聴く曲。Berwaldはもはや名前も初耳なわけだったが、ドイツ系スウェーデン人作曲家で時代的にはロマン派。1楽章の第1主題はめちゃ覚えやすい曲だぜ!


さてさて、問題の英雄!エロイカベートーヴェン

ちなみにこの日は対向配置、私達はファーストバイオリン側の二階席で聴きました。

ところで、私いまだに”ピリオド奏法”が何なのかよくわかってないのですが、

今回の金聖響はピリオド奏法を徹底してる印象はなかったなあ。曲のせい?練習期間のせい?気のせい?

チェロはガンガンヴィブラートかけるよね。特にサイド。(多分偏見w)


ティンパニがスーパーかっこよかった。
全体的には、4楽章が印象に残ってる。

というか、変奏曲をカルテットでやってたのはマジでずるいと思った、トップの音色すてきすぎる。
それと、ドイツっぽくないほどアツいフォルテ、ひっさびさに低弦から指板に当たる音聞こえた。びりっびりっ!っていう。(いいのか、正直ヤケクソなのかと思った笑)


終わってみると、思ったより「ブラボー」の声は少なかったような。

正確に数えたこと無いけど(笑)。

それに、長い曲を平日夜に聴く行く市民は皆疲れたのです。きっと、そのせいだ(笑)

 

ドイツ人は、平日早めに仕事上がって、こういう演奏会に足を運ぶことも少なくない、そうだ。

私だったら、仕事とか学校早く終わっちゃうと、家でテレビ見てダラダラしがち…だってどっか行くのにも面倒が多いんだもの!もっと、文化的な時間を過ごしたいものですな\(^o^)/

先人がこんな面白い物残していってくれているなら、それ使って楽しまないとね~

 

何がともあれ、

ベートーヴェンありがとう!

って、思っちゃう、月曜日から演奏会なのでした。


STERNZEICHEN 12

Düsseldorfer Symphoniker
Seikyo Kim, Dirigent
Ives, Three Places in New England 

Berwald, Symphonie Nr.3 C-Dur "Sinfonie singulière" 

Pause

Beethoven, Symphonie Nr. 3 Es-Dur op. 55 "Eroica"

  

※1 長い余談(私Meet金聖響編)

ときは遡ること高校時代。オーケストラアンサンブル金沢を聞いてめちゃ感動して。そのときの指揮者は誰だったか覚えてないけど(笑)

オーケストラアンサンブル金沢と一緒にベートーヴェン交響曲全集CD出してたのが金聖響氏。当時流行りの「のだめ」に乗っかって買っちゃった思い出。

 

 

高校時代は、とにかくベートーヴェン交響曲全制覇(聴く部門)!って、節操無く(それは未だにですがw)聞いてたもんで、覚えているだけで例えば、朝比奈大阪フィル(これはわりと定番?)とか、小澤征爾ボストンフィルの第九とか、18世紀オーケストラの運命と…以下略。反面、フルトヴェングラーとかベームとか、ウィーンフィルとかベルリン・フィルとか、The定番の音源を全く聞いてなかった^^;