迷想交響曲

適当にあそんでます

Riccardo Chailly×Gewandhausorchester(2015年7月11日OpenAirBühne,Leipzig)

クラシック音楽ファンにとってライプチヒは見逃せない街じゃないでしょうか。
音楽の父ヨハン・セバスチャン・バッハ、メンデルスゾーンシューマン夫妻(クララの出身地なのです!)、ワーグナーグリーグ……などなど偉大な音楽家が足跡を残してます。
Wikipedia先生によると、ライプチヒはドイツ音楽の発信地以外の顔もたくさんあって、例えばメッセ(見本市)の発祥地でもある、とか。へぇー。歴史も見所もたくさんありそうな。
とはいえ戦後は東ドイツに属していたので、駅とかの建物は新しめだったりする。そして、住民も観光客も外国人は少ないです。

今年のバッハ音楽祭が終わってからの来訪でしたが、このゲヴァントハウスのコンサート以外にオルガンコンサートがその日だけで2つもある!1つ聞きに行きました!まだまだ音楽祭引きずってるのかな、この街……いやいや、愛してるのですね、音楽を。教会で聴くオルガンの音には圧倒されるものがあって……まあこんな音を昔のもっと何もない時代に聞いてたらひれ伏す他無いな、うん。2Euroっていうやけに安い入場料だったのだけど、蓋を開けてみるとソウルの学生が数名演奏するコンサートだった(そんな機会あるのね)。オルガンはど素人なので学生でもプロでもわからないかーって思ってたけど………この楽器とんでもなく難しいんじゃないか?!
知らない曲だったせいもあるけど、声部がたくさん分かれるから何がメロディかわっかんねー!きっと名人は曲の構造を理解して、ワケもわからぬ聴衆に「これがメロディでーす、んで今から追っかけしまーす、はい、次の主題くるよー」って演奏だけでわからせちゃう、のかな。

はい、本題いきます(笑)
ゲヴァントハウスはこれまたドイツの名門オーケストラのひとつ!聞けた!やったー!
その名門オーケストラがまさかのタダで野外コンサートやってた!らっきー!
会場まで行くのに迷ってしまったせいもあって、舞台からはかなり遠い場所、でも大型スクリーンでばっちり見える位置で鑑賞。ものすごいお金かかってそうな装置……スポンサーのポルシェさん、パネェっす。その会場でバーベキューしてるドイツ人ファミリー、ぱねぇっす。
どうやら今年はライプチヒが歴史にその名を刻まれて1000年っていう記念で地元スポンサーもたくさんついてやってるらしい。ふーん。

第19代カペルマイスターのリッカルド・シャイー指揮、フルオーケストラとソリストとコーラスによる豪華な宴。
メンデルスゾーンもゆかりの人ですね。
このカンタータライプチヒにゆかりがあるもの、らしい。 はじめて聴く曲でした。メンデルスゾーンはどの曲も優しさにつつまれちゃう気持ちになります。この曲もしかり。
シャイーさん、くまさんみたいな見た目とは裏腹にすごくさわやかな演奏。硬すぎず、暑すぎず、歌いすぎず。
全楽章アタッカで、お、お、おわ、おっやっと合唱立ったわという具合でガンガン進んでいきました。
生音ではなかったのですが、中低音の音の厚みがとてもしっかりしてる!
ソリストのソプラノ、強そうな見た目のお姉さまがポーんと優しい歌声を一発目から聞かせてくれちゃいました。この団体、見た目と音のギャップありすぎんよ。
個人的にはファゴットのおじさんが好みのタイプ……素敵な演奏してました。

音楽を愛する街ライプチヒ、満喫しちゃったねー!
まだバッハミュージアムとかは行けてないのでまた行かなきゃ!今度はゲヴァントハウスのホールでもいいな♪

そして今度野外コンサートに行く機会あったら、そろそろ無防備地べたリアンという初心者から抜け出してせめてつまみとピクニックシート持参したいもんですね。中級は折りたたみ椅子とビール、上級はバーベキューセットとワインクーラーということも後学の為メモしておきます。

KLASSIK AIRLEBEN
Präsentiert von Porsche | "1000 Jahre Leipzig"
"Alles was Odem hat..."

Gewandhausorchesterf:id:claranokurage:20150711205834j:plain; Chor der Oper Leipzig; GewandhausChor; GewandhausKinderchor; Leipziger OratorienChor; Riccardo Chailly; Genia Kühmeier, Sopran; Martina Janková, Sopran; Michael Schade, Tenor

Felix Mendelssohn Bartholdy
Sinfonie-Kantate "Lobgesang" op. 52 MWV A 18

"1000 Jahre Leipzig"